舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

鍾馗考 常識だと思っていたら違った編

もっと簡単にいうと、 えっ、鍾馗ってスサノオじゃないの?編 中国と日本とでの交流フォーラム的なのがって、ほんなら鍾馗やったろ!と思って、取り掛かってみたらいいものの、まあ当然のように泥沼に足突っ込んだよね。 中国語も、古文と思えば読めるか……?…

voice or academic

学問として客観性が足りない 客観性とはなんだろう 私がやりたいことは、無くなれば代わりでやればいいじゃない、そんな気持ちで向き合うようなものなのか そんなの、それこそ、私の代わりに誰かがやればいいじゃない 一応、心の内を内のままでとどめるくら…

中世神話に手を出したら案の定沼にはまる。いままで吉田神道に気を取られていたけど、多分、伊勢神道のほうなのかもしれない。…と、考えると、石見神楽とかの源流を中世に求めることは、たしかに不可能ではない。ただ、これをあと一年で取り組むには複雑すぎ…

おじい その2

そうそう、何故、所務わけの「おぢい」と、わざわざしてるのか、というところに、「翁」への信仰?民俗?を感じたんでした。 オモイノカネが老齢で描かれるのとおなじふるおきな曰く、というやつ鎮めるためには、翁でないといけなかった ものを知っている象…

結局謎なこと

どーもどーも ドーピングのおかげで、夜にきちんと寝るから書く時間がありませんで。勉強とキメツで忙しい。いろいろ書きすぎて、過去に書いたネタが追いきれないんですよね。困りました はたして備忘録としての役目を果たしているのか?偶然、読んでいた論…

かわること

一ヶ月、昔を知る人たちの話を聞いていて、いちばん共通した言葉は人や地域、時代が変われば、当然変わっていく でも変わってもいいところと、変わったらいけんところがある 先人たちが繋いできたものを大切に繋いでほしいということ変わったらいけんところ…

お盆のひとり寝のひとりごと

超どうでも良いことだけど、自分的にはビックリしたのと、家族にはいえないゆめの話 忘れたくないからここにメモ去年スコのまーちゃんが腎臓病で虹の橋 今年妹のたーちゃんが上皮ガンで虹の橋浜田から一緒に帰ってきた私の扶養家族かーくんは、まーちゃんが…

無い

神楽のことは続けてるんだね、と言われるけど、違うのよ もう私には神楽のことしかないのよ 生きてる理由がなにも思い浮かばない 気が済んだらはいサヨナラ 働く場所、住む場所、憧れてたことは幸いなことに全部叶って、あとは神楽だけ。でも、そうやって行…

おじい

所務分けのおぢいじい、じゃなくて、ぢい、なとこがすき所望分けとかいろいろいうけど、多分所務なんだと思われる 川本の三原にある武明八幡宮の古文書記録から 永正18(1521)年「…来年より悉く所務あるべく候此の旨を以て神前の御祈念頼み奉り候…」ってあっ…

あまのかぐやま

奈良行きたいよね奈良と思ってガイドブックでイメトレしてて、イメトレなだけだからなんも調べんこ思い付くままに書きますが 藤原宮の東、天香久山に国常立神社があって、南南東に皇太神社と八幡神社、南に天岩戸神社、南南西に杵築神社、東西に春日神社が計…

いかなるものやらん

お題にそって、取捨選択しながらいろいろ発表しているなかで、限られた時間で、わたしの神楽観やこれまでなにを見聞きし、なにを考えてきたのか、伝えるのって無理卒論と、ここと、あと若干の補足を見ていただいて、やっと少しはわたしの頭の中身がわかるか…

結局、じぶんを一番認められないのは、じぶん 何もかわらなかったんだから 根本の部分は何一つ前に進めていない 穏やかに眠れる日は来るのかな

たいふ

ずいぶんと前に、雇われ舞になってから娯楽化した、みたいなこと読んで、なるほどねえと思いかけたけど、よく考えたら、自分達でやらない限り、誰かを、雇って舞を舞わせることになるのよね。神楽師とか、神楽大夫というひとたちもいたのだから最近ことに難…

現時点での大元考

わたしの内蔵ディスクのキャパを大幅に上回る情報量に溺れていて、そろそろ外付けHDDに入れないと脳みそがぶっ飛びそうなので まだ精査してないし、個人の見解でしかありませんが まあいろいろあって、 オオモトサマ コウジンサマ トシガミサマ そして、ミサ…

私見

民俗、あるいは民俗芸能について自分なりの解釈あるムラ、集団において、ある事柄を記憶するために意図的に作り出されたものそれは、思想かもしれないし、歴史かもしれないしそもそも、数学と違って絶対的な公式や定義を当てはめようとすることに無理がある…

こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です その中で一番すぐれているのは愛です 小さい頃からの刷り込みとは恐ろしいもので、嫌でもずっと覚えてはいるものだけど、正直どういうことなんかなあと思っていた 宗教なんだから信仰推しやろ、みた…

ミルフィーユのような

知らないあいだに知らないこと書いてた。びっくりだね一年、あるいはそれ以上の時間をかけて壊れていったものは、直るのもやっぱり一年とかそれ以上の時間がかかるわけで、 でもだからといって、その間失われていたわけではなくて、言うなれば、落葉に埋もれ…

吸う吐く

なんか、また久しぶりになってしまいました一年、神楽を見られんかったけ 冬服もまるっきり手元にないけ先々週ようやく一人での遠出に許可が出たので、おっかなびっくり帰郷飛行機と新幹線はまだだめだから、寝台で。久しぶりに、肺一杯に吸って、吐く感覚。…

マツリの基本型

『日本の聖と賤』という本を読んでる わかるといえばわかるけど、わからないといえばわからない。むずかしいマツリの基本型として巫術(シャーマニズムの儀礼)がのこっているというはなしで「神憑りは、だんだんクルウ状態になって激しい身体表現」をともなう…

西から来るもの のつづき

これにはつづきがあって、 信仰が製鉄と共に西から東へ上ってきたからと言って、やっぱり神楽については、安直にそれだけで判断はできないとおもう。それだけでいうと、弥生時代後期や古墳時代とかまで遡ってしまうだろうから、いくらなんでも現実的ではない…

西から来るもの

なんとなくぼんやり不快感があったり、めまいと言えるかわからないくらくら視点が定まらない感じだったりで、パソコン仕事お休みしていたのだけど、神々についてもだいぶん勉強したからいよいよ石見国神社について整理を時々やってみるあまりにもわやなので…

菅公とか長浜刀とか

長浜刀は、周布氏が長州に行ってしまうまでの室町時代~戦国時代のあたりで作られたもので(1394~1595)、周布氏の大陸との貿易でも輸出物のなかに刀(出羽刀も含む?)についての記載があったらしい。つまるところ、その時点では高度な製鉄技術と刀鍛冶(多分熱田…

何かの本を読んでいて「塩祓」が「四方祓」ではなく「塩祓」であったのではないかということを考える内容があったのだけど、それがなんだったか忘れてモヤモヤして眠れない。 明らかに記憶能力が落ちているもちろん、最初から「四方祓」なんだから!というと…

いま考えていることについて

夜が来て、朝が来るのが苦痛 もっと苦痛な昼を過ぎたらまた夜になり、朝が来る一日一冊は、どうにかこうにか本を読んでる神社を調べてたら、陰陽の神々と修験について知らないといけなくなって、そしたら今度はたたらに触らざるを得ず、古代から戦国時代まで…

神楽歌

宮廷御神楽の神楽歌と催馬楽、梁塵秘抄の書き下しと解説の載っている本をゲット 高いけど、こういうのは手に入るときでないと、後悔するから。パラパラ神楽歌を流し見た限り、思った以上に、全然、少なくとも石見神楽とは共通性がない なんかもっと、うーん……

おざさのさと

面白いこと見つけたからめも 姓氏語源辞典というサイト見ていて島根における「小笹」さんは、創賜で、「千葉県匝瑳市付近を根拠地とした匝瑳党の中で『小匝瑳』と称して島根県浜田市金城町久佐に来住したと伝える。来住の時代は不詳。」 だそう。 匝瑳(ソウ…

土地の歴史について

正式な資料として使うには、Google先生はダメで、国土地理院の地図を使うわけだけど、マッピングするのに、精度としては大字くらいが限界で、最後の一押しは自力で調整する必要があるのが最大のネック。地理の整理をしようと思ったら、明治初年の村名(今の小…

草木国土悉皆成仏

確証はないけどなぜこれが「大陸で生まれた思想なのに日本でのみ広く受け入れられたのか」ただのアニミズムではない「鹿島・香取の二神が、服はぬ国津神・草木石類にいたるまで平定」した。この言葉にヒントがある 世阿弥は「そっち側」の人だったからこそ、…

うまれきよまりについての若干の考察

せっかく今ごろになって始めたポケモンGOで楽しく歩いてたのに、昨今はそれもなかなか難しく、その代わりやっと短時間なら読書できるようになったので、母に大昔勧められていた高田崇史先生の本をいくつか読みました。かなり、深く研究されていて、いうなれ…

さよならは、いつまでかわからない

一体いつからなのか、なにがきっかけなのか、わからないけれど、多分きっと、このブログが途切れがちになった頃からでしょう 神楽への思いと裏腹に疲れてしまったのは 神楽を伝え守るのはひと、ひとなくして伝統はないのに、そのひとに疲れてしまった 疲れて…