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舞ひあそぶ

神楽のこととか、日常のこととか。

あがあ こげ それ

花祭あたり

目指せ!トライアングルじゃなくてトライリンガル。

でも恥ずかしいから口に出して言えない。

そんでもってカオスな言語の海で日中あれこれ書きたいことを考えているものだから、夜になったら何も覚えていない。

 

本当は、浪板虎舞の話をしたかったのだけれど、この時期だからする、というふうには思われたくないからまた今度にしよう。

気仙沼で見聞きしたことは、やっぱり自分のなかでは大きくて、事あるごとに過ぎるのだけれど。

 

また、お祭りに笑顔が集う日が来ますように。

 

私が初めて神楽を見たのは、大学二年の時。

三河の花祭。

 

ゼミの先生が学部でも厳しいことで有名だった。

我々ゼミ生はたまにぶっ飛んでてチャーミングなところが大好きだったのだけれど。

そんな先生だったので、神楽を見るときのマナーはきっちり教え込まれて行ったんだったと思う。服装とか、持ち物とか、入り方とか。事前学習に最善を尽くしたうえで、それをひけらかさずに地元の人の声を引き出すことも先生から教わった。

 

資料から見える祭と、実際に行って見える祭は一緒じゃない。だから両方必要、ということを教わったなあ~

 

だから、早川孝太郎の『花祭』と、今の花祭はちょっとやっぱり違うし、岩手だって「集合祭り」の実際は見なきゃわからなかった。石見神楽もそう。

邑智郡の神楽が石見神楽のルーツだというのは、実は違って、それも見ていかなければわからないこと。

 

神楽は本当に複雑で、そんな簡単にその姿を現してくれない。

 

なんとなーく、いろいろ見ていて思うのだけれど、神楽の大まかな系統は、むかーしの郡単位で分かれているんじゃああるまいか。

だから、邑智郡は邑智郡、那賀郡は那賀郡、みたいな。

出雲の方もそうだもんねえ。

やっぱり神職の行動範囲が郡内だったのかなあ。

 

また調べないといけないことが増えてしまった。ぐぬぬ

 

そうそう、花祭では、花宿という舞庭内では基本飲食禁止でした。

私が行った集落では、公民館が花宿で、お向かいのよくわかんないお家が一晩中おでんとワンカップと田楽と蜂の子ご飯売ってた。あ、五平餅も。

またおでんが浸み浸みでうまいんだこりゃ。

そしてここで日本酒のおいしさに目覚めたのでした。しかもワンカップの熱燗。

もうそれからはなぜか飲ん兵衛の称号を得て今に至る。大江山の酒宴は私に任せろ!

なんつって。

とにかく骨の髄まで寒い祭りだし、基本的に立ちっぱなしだったので、まさに五臓六腑に染み渡るんですね。

 

寝たいときは隅っこの方に縮こまってうたた寝したけれど、よそ者としての自覚を持つように教えられました。

 

湯立の特性状、花宿の中の舞庭は土間部分がほとんどなので、二晩一日?そこで過ごすのは結構体力がいる。自分は運よく二年と四年の二回行かれたけれど、もうさすがに厳しいかしら…

太陽ありがとう!っていう気持ちになります、本気で。

いろいろ思うところがあって、もし機会があったら師匠と行って、神楽がその身の中にある人の感じることを聞いてみたいものであります。

 

ちなみに、豊橋の駅前にある食堂の、豚汁ラーメンというシロモノが結構おいしかった。

あくまでも味噌ラーメンではなく、豚汁ラーメン。ああ、また食べたい。

 

花祭に学んだところは多くて、つい引き合いにもだしてしまう(でも要はそれだけ行く前後で調べたということでもある)けれど、でも、長く長く見たかったのは花祭じゃなかった。

本当に楽しそうに舞っているお兄さん達もいるけれど、外野が民俗学の、神楽の聖地として崇め奉って標本みたいなんだもん。

なんか、悲しくなっちゃう。

 

なんだか、悲しくて、疲れちゃう。

 

あれもこれもそれも全部は守っていかれないのかなあ。

欲張りなのかなあ。

 

久しぶりにワンカップのんだからなんだか思い出しちゃった。