舞ひあそぶ

神楽のこととか、日常のこととか。

妖怪「いそがしい」

今仕事で妖怪について調べておりますが、いやー面白い。

いそがしいという妖怪は本当にいるみたいですね。

妖怪がいたり神様が集まったり人間のからだの中にムシを飼ってたり、日本はもろもろの生息密度が激高ですね。

それで今調べているのは妖怪は妖怪でも、付喪神のほう。

かわいいわー。でも、おっかねえおっかねえ。

 

今日は少し元気なので出雲神楽の面あたりのこと。

 

といっても、海潮神楽くらいしか近くで見たことないし、演目もたくさん見ているわけじゃないからまだ印象程度のことですが。

 

出雲神楽の面を見て、あー不思議だなーと思いましたのは色と顔つき。

なんとなーくなんだけど、天つ神は白くてスッとした能面に近い顔をしているのだけれど、国つ神はなんかぼってりとしてくま取りのあるちょっと愛嬌のある顔。鼻が大きくて目がギョロ、番内さん顔。

とはいえ、出雲の番内さんってよくわからないからみてみたいなー

 

どんくらい違うかといえば、縄文人と弥生人くらい違う。そもそもの骨格が違う。


八岐大蛇の面はそう考えるとちょっと異色。

おじじ様とおばば様はまあよくありげなお顔なのだけれど、稲田姫がなんかのっぺり顔なのよねー白い顔に目がチョンチョンと開いてる感じだった気がする。

なにか意味があるのかな?やっぱりきっと古い面がそうだったんだよね?

三韓神功皇后とか、ほかの姫面の方が新しいのかな?

 

あと、須佐之男がね、天つ神と国つ神の折衷みたいなお顔をしてるのが面白い。

白かったり肌色だったりするのだけれど、だいたい目はぎょろりとしてる。

あ、ベシミに似てるかも!

ベシミのイケメン版。

シカミはちょっといかつい。

そんでもってちょっと下の歯が出てる感じが頑張ってる感あってかわいい。

 

オロチは神能系は目が八つおでこにある赤ら顔の酔っ払ったおじさんみたいな顔してて、まあそれも味わい深いけど、海潮神楽のオロチはなんか犬みたいでたまらなくかわいい。たてがみもっさもさして、スサにやられてうわーーーーん!って感じで逃げてくのがいい。萌え!

 

ついまた萌えのほうに走ってしまった…

 

あーそれで気になったのは、出雲は国つ神の土地なはずなのよね。

大国主なんだから。

でも、国つ神はだいたい番内さん顔。

自分たちの国を力ずくで奪ったはずの天つ神の方が整った顔なのよね。

だから、出雲の神職が都から持って帰ってきて、出雲で育って来たはずなのに、出雲の神に対して都と同じような見方で表現している気がして不思議。

まあ、出雲目線では番内さん顔の方がイケメンに見えたのかもしれないけどね。

 

須佐之男は天つ神でもあり国つ神でもある。

だから、中間の顔…なのかなあ~

まああれだけ目の穴が開いていたら立ち合いもしやすいしね。

 

昔のそういう面の表現の事情が気になるなあ~

能面とも違うから、なにか考えがあったのだろうけれど。


そう思うと、石東は出雲の面に似た木彫り面があるから、やっぱり国ざかいの土地なんだなあ~と思うけど、西に行くとちょっと違うんじゃないかな~と思ったりして。