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舞ひあそぶ

神楽のこととか、日常のこととか。

東京公演2017

あーねむねむ。怒濤の弾丸帰省は往復サンライズでありました。しんどいけど案外北千住は飛行機より寝台の方が着いてからが近いし安いし楽かも。
うむ。来年もそうしよう。でもできればもう少しゆっくりしたい。

今年も石見神楽の東京公演へ。石見神楽亀山社中を体感しに。
とかいって月始めにいったし、月末にもいくんだけど。石見にて。きゃっ。

一部は「胴の口」にはじまって、「黒塚」「大蛇」「天神」「恵比須」「頼政」。

はじめての人も結構おられたからなのか、それともリピーターがいるのか、客席が去年とまた違う空気感で興味深かった。 


さくさくっとね。
「胴の口」
高校生組がメイン。本当に短縮版で、私が好きなところは軒並みカットされていましたが、でも見せ方の工夫とか、おそらくたくさん練習もされたんだろうなあとか、感じられる美しさでありました。
というか、四人やほかの楽のバランスがちょうどよいのかな。

石見神楽の「胴の口」の好きなところは、大太鼓がたくさんでているんだけれども、いわゆる大太鼓の演奏とは全然違って、汗臭くないというか…凛とした空気をまとっているのが本当に美しくて、心地よい。あれを頑張って打って歌って汗臭くするのは、私個人としてはちょっとやだなって思います。
あーほかの演目でもそういう気持ちがあるのかもなあ。

多分、客席でもそういう今までのイメージと違う石見神楽、太鼓、というのに驚いた人が多そうな印象。わからんけど。

そう思うと、もうちょい前説明が丁寧でもよかったのかもなあ
暗くてパンフレット見えませんからね。
なかなか、時間の関係もあるし忙しないですな。
進行も難しいよなあ。でもあの方の司会は結構好きであります。

はい次。
「黒塚」
とんでもなく短縮濃縮バージョンにて。
あれをやると聞いてから、ずっと、どんなもんが出てくるんでしょう…と思っていましたが、なるほどそういう見せ方で来たか!とおもって、見ながらワクワクでした。
かめのふは、いくら師匠の腰巾着みたいにかめやま周辺をウロチョロしているといっても、基本的に演出云々とか細かい話は、当日に見てビックリ楽しめば良いので聞きません。かめのふ的ベストな距離感。

法印さんはお久しぶりな法印さんで、お久しぶりなあの雰囲気。
……あ、もしかして本来の演目構成の基本ベースになってる形で構成になってるのかな。なんか剛力さんのインパクト強すぎてどんな流れだったのか曖昧。
多分、あの剛力さんはじめましてですが…超面白かった。あの方の雰囲気が超面白かった。

全体的に口上がいつもよりゆっくりはっきりなので、やっぱりとっても聞きやすかったです。
特にチャリは、いってることがわかんないと面白さも半減どころかもっと減でありますから。その点、面をつける演目はちいと難しいかもですなあ。
というか、普通は聞きなれない単語のオンパレードだし、わからんよなあ。最初のうちわからんかったなあ。

そういえば
旅の衣は鈴懸のーの、鈴懸は山伏の装束のことなのね。

悪狐ちゃんが、結袈裟引っかけられてうわーってなったあと、クンクンしてベシベシするとこが好きです。狐なのに猫っぽい。

石見であのバージョンやってもウケないのは目に見えていますが、県外でやるならあれいいなーもう一度みたいなーと思ったのでした。


「大蛇」
やっぱり8頭だてはおおおおーとなります。
大きいホールの時に限っていえば、お目々ピッカリくんな大蛇さんも迫力あっていいかもなーと思いますが、かめやまの大蛇さんたちは、ピッカリしないけどそれぞれ顔がとっても個性があるのでよいです。色は似てるけどなんとなく見分けがつく気がする…?
どうしても火を吹けないのが残念であります。

あと安定の、お嫁ちゃん家族を見守る婿感がたまらん。石見のスサノオは、あの感じが大好きであります。
あーお嫁ちゃん大きくなったなあ。しみじみ


えーと次。
「天神」は安定のよさ。うむうむ。
なんで時平が真っ赤な頭なのか、聞いたことあったけど忘れてしまった。ううーむ。能や歌舞伎で赤のガッソというか、かつら?つけるときは、獣が多い印象。「猩々」とか「連獅子」とか。
鬼というニュアンスの強調なのかな。
ふと、昨日見ながら、この場合は、底無しの権威欲というか、欲望というかに時平が喰われてしまって、人間性を捨ててしまった象徴でもあるのかなーとか思ったのでした。
本人はそれを「鬼」と呼んだ。

石見のスタンダードは、平ガッソなのかな?
でもあれは兄ぎし弟ぎしもつけてるし、神もつける神がいるし、どっちかというと「鬼"神"」であったりとか、人間性を感じるかも。
とか、妄想したりして。妄想妄想。

県外の人向けでおおいですが、肩切りの衣装があらわれるたびにふわああという驚きの声がどっかしらから聞こえてくると、いつもそうよねそうよね!と思います。
最初のうちは、いつ変わったのかもよくわかんなかったし。
なんで変わるのかもよくわかんなかったし。

ああいう形にしてみよう!と最初に思い付いた人は偉大だな。


で、東京社中さんの「恵比須」。
母的に、あの撒き餌のセレクトが気になるらしい。そんなん私に聞かれても知らんがな。
2階は今年も難しかったのかな。お猿も行かれんしね。2階席はなかなか、難しいかもですな。

えべっさん人気はやはりかたいな。


最後は「頼政」。
やっぱりすきだなー。

お猿でかいなー。それぞれがなんかしら面白いことしてるから目が忙しい。やっぱりいまのモフモフフォルムが一番キュートでいいですね。

大量のくもが空からプシャーをはじめ見たときはギョギョギョでしたが、ホールとか奇をてらうとかのときはやっぱりウケがすごいですね。文字どおりどよめく。
必要性についても最近になって気がついた次第。

鵺の頭モフモフがうちのにゃんこさんのしっぽを彷彿とさせます。モッフモフやー。


まーいつもの通り安定の参考のならなさではありますが。こんな脳内で見ていた次第であります。

いつになく暗い客席なのと、県外向けの仕様なのとで、それはそれで空間に溶け込めて良かったかな。気が付いたら、手を握りしめて、食い入るように見ている。
ただ、いつもよりお腹一杯感も強くて、これが毎回だとちょっと疲れちゃうかもなとも思ったりして。
じゃあいつもと何が違うのか、いまいち言語化できないのでありますが。


今回は様々あって、一部のみで泣く泣く退散。
人多すぎて、流れ行くままに外に押し出されちゃったけど、また月末に会うしいいかと思うことにした。

あんまりご挨拶とかできんだったなー。
いつもそんなにまめなのかといえば、う…うーん…

でも、東京で、自分の好きな人たちに会えるのは不思議な感じでもあり嬉しくもあり。


18年も公演予定だそうで。
亀山なら当然いく。
同じ社中が毎年行くことに思うことのある方もおられるのが耳には入ってきますけれども、うーん…むしろ他に名乗りをあげるのがいるのかとも思ったり。

「天蓋」とかみたいけど、天井高すぎて無理かな?


うだうだ。おしまい