舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

ちょんぼしの五神考

五神のめも。
兄たち四神は「神迎」の道行き。左回り。
春青が起点。一番神座に近いところ。

「神迎」の道行きで舞庭を調えることで、埴安を迎えるってこと?

よく考えたら名を名乗れーのくだりは、いわば問答よね。でもあれは予祝とか呪的な意味合いではない。勝ち負けないから。
あくまでもあのくだりは、世の理を説くためにあるというか。
仏教的な理と、儒教道教陰陽道(宿曜道?)の理、日本という国を鎮護するために取り込まれてきた理。

いろいろ調べていて、この「五神」の思想やらやらは神楽の芯にあたるものだと考えられるのです。この演目だけで本書けそう。誰か書いて。

でも本当は、明治政府的にはあれはあーんまり好ましくない演目だと思うけどなあ。だから、五龍王という名前を捨てたようにも思う。
まあクニトコタチだからセーフっちゃセーフか。


埴安の道行きがなにベースなのかわからない。
神迎→???→鬼囃子?→???舞い上げ???
鬼囃子?と舞い上げは演目によってそうそう変わるとかはないのかなあ。

仮定というか、ある規則性にのっとれば、
地固め→神迎(神降ろし)→言葉出てこないけど饗宴的なの→神上げ、の流れがあるはずなのよね。
起承転結的な。

多分、祭りの大枠の進行だけじゃなくて、演目でもこれにのっとってるのが多いと思うんだけれども。


あと師匠に指摘されて改めて気づいたことですが、
なんとなく、普段の感覚的に、方角における四方・四神で捉えていたのです。北起点というか。北が決まって他の位置が決まる感覚。でも神楽とその周辺世界では、東方青龍が起点になって考えないといけませんでしたね。

ううううーむ混乱してきた。勉強不足。とりあえず寝よ。