面の話
面のめも。
一番軽いのは、桐。
ただ目が荒いので、おもてに和紙をはり、胡粉を塗る。
能面は、小さいから檜を使う。檜は目がこまいので、おもてにそのまま胡粉を塗れる。
石見神楽面は重いのが多い?ので、桐ではなさそう?
当時の動きを考えると、集落とかの近くに何が生えていたのかによって材質が変わってるんじゃないかと推測。
張り子人形や和紙という文化は広くあるのに、面についてはそれ方式の面が他に見られないのも興味深いですね。
長浜面の脱かつ方式もだけど、市木面の型からはずす方式も聞かん。
木彫りは大型面には向かないけど、長期保存には適する。
その点、出雲の方の「三韓」とかはどうしたのかしらってかんじね。
和紙面、とくに長浜面は、神楽面の大型化や大蛇の蛇頭などの造形の発展に寄与したけど、水に弱いし朽ちるのが顕著。型がある限り量産もできる。
和紙とか張り子人形の、文化あるところの面を見たらまたなにか気付きみたいなのがあるかなあ