舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

五郎さん

先日来、解読している「五神」の台本は、ようやく繋がったWi-Fiのおかげで読めなかった文字をぐりぐり検索しちゃったりして、ほぼ意味が通るくらい読めるようになりましてムフムフムッハーな気分なのですよ。ご機嫌麗しい
あとは所望分けを整理したら終わり!
やっぱりああいうのはPCから調べるのが一番ですなあ。

師匠に元を差し上げたので、書き下しも早く整えたい次第。

今にない文言や漢字で、欠けていたりして判読が難しかったりする箇所以外は、今の台本参考に補完して整理していますが、逆を言えば、今の台本から引っ張れるくらい変わっていないというこの感動ね。

口伝によるところの誤字とか、法則をいまいち見出だせない表記ブレとかもありますが、そういうのも藤井宗雄らあが多分整理されたんだろうなあ。
あと、前段の説明的な部分を付け加えたのではないかと推測されるのであります。
使いが出てから以降はあまり今と変わらん感じ。
ああ、あとやっぱり国家神道的な要素が後付けされているかしら。


日本語はいろいろ難しいと言われますけれど、200年以上昔は、片仮名あり平仮名あり漢字あり、漢文あり、楷書体あり草書体ありもーーー今よりフリーダムなんちゃう?って思いますわ。パズルみたい。
題材を分かっているから字を推定したり読み進められたけど、全く知らんものは絶対読めない。というか、読もうという気持ちになれない。ヒョエー

同じ接続詞の「の」でも、乃も之も能ものも出てくるのはなにか使い分けの意図があるのかしら。
なんというか、今は退化しているんだろうか。

失われた音、字と言えるものも見られますが、いままで調べようにもそもそも何なのかがわからずに放ってた字の正体がわかったときは、やっぱり嬉しい。