舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

面はかけるのかつけるのか


ところで、能面は「かける」といいますが、神楽面は「かける」のでしょうか「つける」のでしょうか。
面そのものに神が宿るのか、神の威徳をあらわす道具のひとつなのか。
どっちなのでしょう。どっちもなのでしょうか?
でも、面の扱い方を見ていると道具なのかな、と思ったり。

花祭の鬼面は鬼が極めて神に近い存在で、面を保管する部屋は女人禁制です。山伏修験の力が強い神楽だからね。
いまもそのしきたりを残しているのもすごい。
フェミニストは気に入らんかもしれんですが…それもまた日本文化を知る上で大切な価値観でもあり、伝え守るべきことなのだと思います。

とりあえず石見ではそういうこと聞かないよなあ

一度広島の神楽団で神を女性が舞っているのを見たことがありますが、舞子としての女性は少ない気はします
でもぶっちゃけ…舞うのしんどいよなあ。しんどくないかなあ。
衣装とか重くて、動きもそれなりにハードで、男の人でもしんどそうなのに。
あ、岩手では全員女性の「岩戸」を見たことがありますが、装束は着物ベースだったかな。

昔一度仕舞いを習おうとして挫折したことがあるのですが、なにがしんどいって、自分の持つイメージよりも自分の声は高いというどうにもできない事実がしんどい。
自分が思ったより声が低いことにビックリですが、神楽マンの心地よい、朗々とした声は出ません。

いろいろ脱線した


で、面って、結局のところ市木面と長浜面の違いがわかりません。

パーツを分けて作るのが市木面?

どっちも、型を土でつくって、取り出す・剥がすじゃなくて、型を壊す技法なのかな?
この前の講習まで、市木面は型を作ってベリッて剥がす形式だと思っていたのですが、話を聞く感じだとそうでもなさそう…でもサラっと流れていったので、縁の有無以外の他の違いとかがよくわからなくて、なんだかもやっともやっと。

むむむ…