舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

肥の川上のこと。

木次大東加茂のごくごく一部しかまわれていませんけど、案外に外来種っていったらアレなんですが、大和系のお宮がわりとあったのが、よい気付きでありました。
やはり松江出雲(の一部?)が特殊なのか?


主要なお宮の八幡宮率の高さは興味深かったです。
江の川沿いと一緒だ。
でも、わかる限りではホンダワケでしたね。

あと、やっぱりオオクニヌシとかスサノオが多い。オオクニヌシさんはいろんな名前。

若宮もわりとあったなあ。
春日若宮。
……そうか、水の神か。
加茂にも貴船神社があります。

やっぱり水なのか。

貴船神社は、いっそう暗くなったところに御神木っぽいのが聳えていて、暗くてなんとなく怖い感じだったので、離れたところから覗くだけに留めましたが、木の根というには少し高い位置からヌチヌチと鳥居の両足を飲み込んでいました。
なんとも、異様な。写真は撮れなかった。
隣に宮司さんもおられるようで、きれいにはされていたけど、ひとりで黄昏時には行きたくないかな。神楽があるんですけどね。


あとどこだったか、参道としてのびている石畳が拝殿の手前、賽銭箱とかがある場所は拝殿の幅に合わせて広がっているお宮って多いですが、その一歩二歩手前の参道挟んだ両脇に、蟻塚ほどじゃないけど…意図的に白砂を積んでいる何かがあるお宮もありました。
熊手の跡が、明らかにそれを避けてならしてる。

あれはなんなんでしょう。

だいぶん、雨にも打たれて固まっているようだけど、穿たれるほどではなくて、ほぼほぼ完璧な状態で四角錐形。30cm四方くらいかな?塩は円錐だしなあ。
わからん。

お作法がわからんので、そういうのもスタンダードなのかもですが、多分杉に、御神木に回すようなしめ縄を回して、幣数本(それはたまに見た覚えがあるけど)と、木の矢を天に射る向きでくくっているお宮とか。矢は初めて見た気がする。


とか、ちょっとこわげというか…パアアッて明るいお宮はあんまりなかったかなあ。
鎮守の杜がすごい高いというのもある。


石見でどこだったっけ。なんかパアアッてしてるお宮。最近心が汚くてご無沙汰だからな。
大社はダントツ。


佐世のお宮は、ものすんごかったです。

場所も、ものすんごい急な斜面を登った山の上にあるんですが、巨大な奇樹が複数ガン!ガン!と生えてる。立ち枯れ朽ちかけのようにも見えたけど…それでも貴船ほどは暗くない。
あの感じで言うとあれが佐世の木というか…シイ系の木ということになるけど…わかんない。

佐世は、スサノオがオロチ退治のあと、佐世の木の枝で髪挿しをつけて舞い躍り、その葉が落ちた土地といわれていて、その神話にのっとれば、中つ国での神楽の初めの土地みたいな。神楽のそのはじめは岩戸の神遊びだけれども。
一説にオロチの鎮魂の意味合いが~みたいなのを聞いたことがあったような。

だから、行ってみたかった
ちとこわかったけど。
ちなみに佐世も八幡宮

でもその名を冠する神楽は谷ひとつ越えた?別の八幡宮にあるっぽい。そっちは次回へ持ち越し。
年始めに松江で見たとこですね。
そいでもって、激しいが売りっぽい?ふむ。


やっぱり宮つきの神楽のある宮は八幡宮率が高いっぽいなあ。ふむ。
なんでだ?


なお、奥出雲は本当に特殊だとの話をこの前お仕事の立ち話で聞きましたので、それもまた行ってみないとなのですね。
ていうか、数も少ないし、歴史があるのも少ないんよね。
ふしぎだ。