舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

はらうこと

普段、舞法について習うことはしないのだけれど、シコ踏みの足運びをちょっと聞いて。
「シコ」は、踏みかたは違っても相撲の四股でしょうね。

四股とは、本来大地を踏みしめて邪悪なものを鎮める、あるいは大地を揺り起こして豊作を約束させる、という呪的な意味合いをもつ。
だから、奉納相撲ってあるんですねえ。
塩まいたり、柏手打ったり。
相撲を奉納するとこって、神楽が盛んでないとことかなのかしら。そこまでは知らんけど。
また、そういう「踏みしめる」ことについての効果期待があるので、各地の神楽の足運びについてもその動作は入ることが多い。

どすーんってやると、足元でいろんな黒いものがうわああーっひええーってなるイメージ。
意味わからんね。
あ、仁王像と足元の悪鬼みたいな。


神楽の場合、左右に行きつ戻りつしながら円形を描くのかな?

あ、そう思うと、退けたい対象って、大地、下にいる感じなんでしょうか。
下から悪しきものがやってくる。
涌いてくるみたいな。

でも、石見神楽は、空から、上からやって来る悪いものもわりといますね。
八幡信仰八幡信仰言うてはおりますけど、不思議っちゃ不思議。弓矢も飛び道具だから、撃ち落とす感じ。

剣は、草薙の故事もそうだけど、上のものというより下のものね。
あ、上総介の口上にもそんなんありましたね。

上から来る系のほうが時代的には後なんかなあ。
でも武器としては縄文弥生からありますよね。剣の方が古墳とか後っぽそう。

でも、鳴弦って古かったような。

信仰?悪魔祓いと武器の関連性の時代考察みたいなのないかな。