舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

みみくさんの五行について

出てくるのは、

東・木 王一鳴命 
南・火 豊国主命
西・金 金山彦命
北・水 国狭槌命
中央・土 埴安姫命
日ノ神 思兼ノ神

県の調査報告書の中にある、古老?の話では、「弓鎮守」という問答舞とセットらしい。それはまた後日。

あらすじとしては、兄弟の長姉神、破妥安姫(ハニヤスヒメ?)命は他家へ嫁いで音信不通と考えて、残る四神の兄妹が万物を四つに所領し、国鎮めの舞をしていた。
東方は、木句具地巳の命 春の三ヶ月九十日、色は青
南方は、天乃御降結之命 夏の三ヶ月九十日、色は赤
西方は、金山彦之命 秋の三ヶ月九十日、色は黄
北方は、水破乃女之命 冬の三ヶ月九十日、色は白


そしたら、埴安姫命が自分にも所領を分けるよう言ってきたので、骨肉の争いになったところ、親である日ノ神が出てきて、平等に四季の土用十八日ずつ姉神に譲り、五神が七十二日ずつ所領した。
という、互譲・円満、独りよがりで我儘、貪欲であってはならないと教える舞…だそう。


ここではこれが伝統なのだから、良い悪いとかは言うつもりないけど、うおおおおそうきたかーという感じ。今までに無いパターン。

しかもわりと万葉かな的。
南方は、アメノミオヤかな?

色については、本来と全然違うんだけれど「弓鎮守」を見ると、納得はする。


なんというか、多分なんですけど、ストーリーの出典への正誤よりも、自分達の生活というか世界観にに、近づけることを重視したのかな?とか感じました。
姉神の扱いや、色とか。

でも最後の最後はしっかりきっちり。


ここは、面とか衣装は、林木屋だっけ?貸衣装のところから揃えているそうなので、ビジュアルはそっち。
しかも、四人の兄妹とかいいながら面は十二神将みたいな命面なのでイケメン風味。
埴安は、あの辺りの特徴っぽい男性的な女面。太い眉毛をギッとつり上げて、口も歯を食い縛っているような面相。
日本武の熊襲を退治するときの変装時の面や、ウズメにも用いるらしい?
ウズメ?と思ったけど、そう書いてあった。ちょっと意外。
強い女的な感じなのでしょうか。


あと何かと出てくる思兼さん。


チャリ要素は無さそう。