舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

土地の歴史について

正式な資料として使うには、Google先生はダメで、国土地理院の地図を使うわけだけど、マッピングするのに、精度としては大字くらいが限界で、最後の一押しは自力で調整する必要があるのが最大のネック。

地理の整理をしようと思ったら、明治初年の村名(今の小字くらい)はWikipediaに載っているので各郡史とかペラペラしなくてもわかる。明治22年の市町村制施行からはパラパラ地図にまとめられているので、それも平行して使えて便利。

神社については住所を拾えるところは大方マッピングもしたのだけれど、一つの小字・大字内にいくつもあった場合、正確な位置は結局Google先生見ながら調整しないといけなくて、マウスで手が吊る。
しかも残すは匹見と吉賀町!というところでネットが落ちて全部おじゃん。あーあ

そのうえ島根は長すぎて画像保存するにしても画面に収まらない。

デスクトップ欲しい。


大森代官所所轄領(幕府領)は、美味しいところ(要所)にいる。わかりやすい
安濃郡、邇摩郡は全域
邑智郡は銀山に接する辺りと久喜(銀山)のあたりが中心
那賀郡はたしかあんまりなかった。
で、なぜか美濃郡の、ごくごく一部、益田のほんの少しの地域だけが幕府領。津和野も鉱山あるけど、直轄領だったか、違うか忘れてしまった
あと、思ったより仁徳天皇祀っているところがあったから、その謂れは調べる予定


何がしたいのかといえば「なぜ石見神楽にスサノオが重要なのか」の立証してみようかと思ったのだけれど、今まで絶対面倒なことになるからと避けていたタタラにどうしても行き着く。
あああ…沼ズブズブ


江津は江の川、益田は高津川、浜田は浜田川か周布川が重要なパーツなのだけれど、自分の仮説だと、浜田が浜田川なのか周布川なのかでちょっと結論が変わってくる。
地質学まではちょっと無理…

そしてとりあえず大田はやっぱり特殊。


あと、ご祭神整理していて、国常立命の大元神社と、天御中主命で大元神社としてるお宮があって、何かな?と思ったら、吉田神道に関連があるっぽい。たぶん
ヤハウェとか出てきてなんかよくわからん
ともかく明治期の整理に伴う結果が大きいようだから、もしかしたら神職のポジションというか、スタンスというか、そういうのも多少垣間見れるかもしれない。

あとは熊野三山に関連すると思われるお宮がすごい多いのだけれど、そもそも熊野三山にめちゃくちゃたくさん祀られてるから、本当にその系統でくくって良いのか謎。
ただ、タタラ関係含めて「国津神」系統が多いのは確かだと言って良いと思う。
謂れや名前から察するに、まつろわなかった神もまあまあいる

あと妙見社?系統もそこそこあるんだけど、まだ不勉強。

逆に、そうじゃないお宮は何故そこにあるのか?という新しい疑問は出てくる。