舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

たいふ

ずいぶんと前に、雇われ舞になってから娯楽化した、みたいなこと読んで、なるほどねえと思いかけたけど、よく考えたら、自分達でやらない限り、誰かを、雇って舞を舞わせることになるのよね。

神楽師とか、神楽大夫というひとたちもいたのだから

最近ことに難しいのは、やろうとすればするほど、差別問題とも、向き合わないといけなくなる。
つまびらかにすれば、傷付く人もいるだろうし、
逆に隠してしまえば、それはそれで、何か違う気もする。
農民の文化ばかりがいわゆる「民俗」として注目されがちだけど、あくまでもパーツのひとつにすぎない。
もっとたくさんの、いろんな立場の人の畏れから始まって、苦しみや、祈りや、思いとか、うーん…まあようは人生があって、地層のように重なって、足元に横たわっている。

お互いに、お互いがいるから、コミュニティが成り立っていたはずなのに、なんか、むずかしい。


というよりも、人間が扱う技術?術?は増えていったとしても、人間の精神構造は、なんぼもかわってないんだと思う。
歴史は繰り返すとか、過去に学ぶとかいうけど、そもそもかわってないのよ。あるスパンでなにかしらの目を引く出来事が火山みたいにボコッと出てくるだけにすぎない。
と、おもう。