舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ちはやふる

納めの神事についてのめも 宮司さんの、いろいろみて勉強するのもいいが、もうある程度年数も重ねたのだから、自らの芸を研き精進するよう、というようなことおっしゃられたのが、またよかった。 ずうっと、見守っておられる宮司さんの言葉だからこそ、より…

式年考

ここ最近、なんかもろもろ巻き込まれて、悶々と石見神楽と大元神楽についてひたすら悶々考えているんですけれども。 基本的には師匠や研究者の言葉が真理なんですけど、ようやく自分の中で、納得のいく言葉が出たのであります。「大元神楽」というものについ…

きほんのき

師匠から聞いた話で、ふむふむと思ったことメモ。 ながら聞きだったので、一言一句ではないけど。石見神楽において、絶対におさえるべき基本的な所作、心構えがある。 でも、特に能舞については、その基本をおさえた上で、舞子の感性によって成り立つもので…

あにぎし

最近はまた別の古文書類をちまちま眺めつすがめつしていて、頭のなかワヤワヤしてますが、師匠がスゲーと思ったのでちょっと自慢したい。しばらく前に師匠が「日本武尊」の兄ぎし弟ぎしは、エミシがエギシに訛って、演目上兄と弟になったのでは?といってお…

五郎さんのこと

五郎さんがどんな感じだったかのメモほど。 細かいとこの読みが間違えている可能性はおおいにありますが。図書館に18世紀の原井組近辺の台本の写本がありまして。すんごく、読みにくいけども。 全部はコピーできんかなと思ったので、「五神」だけ。備中神楽…

五郎さん

先日来、解読している「五神」の台本は、ようやく繋がったWi-Fiのおかげで読めなかった文字をぐりぐり検索しちゃったりして、ほぼ意味が通るくらい読めるようになりましてムフムフムッハーな気分なのですよ。ご機嫌麗しい あとは所望分けを整理したら終わり!…

五神

いろいろ勉強やらなんやらせんといけんのですが、頭の体操がてら、むっかしの台本の「五神」解読中。 クニトコタチが国常龍王とあるので、「五龍王」だったんだろうかなあ、という発見がありましたのですよ。でも立と龍で音が混同した可能性もあるしなあ。 …

伝播とか

いろんな情報の整理的なあれそれですが。 大学時代に、大学図書館を駆使して集めた資料を、捨てずに持ってきた昔の自分を誉めたい。しかも整理していい子。ていうか、どんだけ暇人だったんじゃ。また新しいファイルがいるなあ。その当時は、今よりさらに地域…

おそれとおに

恐れとか、鬼とかについてつらつら。ネット通販の口コミで、良書と名高かった『鬼が出た』という絵本を買うたのであります。 いやーこれはたしかに良書。 対象の小学生にはちいと難解かもしれないけれど、思考力の形成とかに対して、非常に価値ある本の1冊だ…

調べたいめも

これから、今一度基本に戻って勉強しないとと思っていること。 ひとつ、 能楽は江戸まで、猿楽と呼ばれるわけですが、申楽とも書くのね。諸説ありとはいえ、世阿弥はこれをもとは「神楽」だったんだけどネ(しめすへん)をとったもの、という風に、解説してい…

しんのうもろもろ に

まず、しんのうの演目のおさらい 演目は「大社」「真切女」「恵比須」「八幡」「日本武」「磐戸」「三韓」「住吉」「荒神」「厳島」「武甕槌」「八重垣」の12こ。 みみくさんは、七座や能舞で差異がある。 特徴的なのは「五行」「山の神」「三つ熊」など。「…

神能あたりもろもろ いち

佐陀神能について、写真集などでの概要をざっくりまとめると、 16世紀末から17世紀初頭、うんと、神楽を舞う役職の人っぽいんですけど、その当時の弊主祝へいぬしのはふりさんが、神職の裁許状をもらいに都へのぼり、猿楽能の所作を学んで帰った、という記録…

れきはくの展示

歴博の展示をみてのまず触り。一通り、フムフムしながら見てまわって、最終的にふと気がついたのが、佐陀神能が、今でいう採り物神楽、演劇性のあるストーリーと構成を伴う能舞をもつ出雲流神楽の「源流」とは、やっぱり言えんのんじゃないかなあ、というこ…

師匠のことば。

師匠から書き残してほしいといわれたこと。 必要だと思うから、いわれた言葉をそのまま。 時々このタイトルでいわれたことそのまま載せてもいいかな。肉声みたいな。それも大事な気がしてきた。 ずっと、思い考えていたことに、結論がでました。 ずっと思っ…