舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

獅子の声は空高く

獅子について。このブログの素晴らしいところは、キーワードによって辞書みたいなのが引けるところですね。 「大神楽」は獅子頭をもった神職?が集落をまわってまあようは悪魔祓いなどの祈祷をする系統なのだそう。もとは外宮の神官が始めたみたいなことも見…

出雲流神楽、という枠について

いくらか検討してみたい次第なのであります。 あれを唱えたのは本田安次でしたかいね。 あの人の書いた神楽関係の本は一通り読んだような気がしますが遠い昔のことは忘れました。 時代は変わる。教科書だって変わっていく。 事実は事実として存在しています…

分類

ちょっと気になったのは… 講習で教わった神楽の分類が「巫女神楽」「伊勢流神楽」「獅子神楽」「出雲流神楽」だったことでした。 ま、分かるからいいんですが。極端な話、「六調子神楽」「八調子神楽」「大元神楽」がならんで論じられているみたいな状態と言…

舞、という字

袖の広い衣を着たひとが、腕を広げて舞いおどる姿を表しているんだって。甲骨文字由来。この前、深野さんのチラシを見つけたので、デスクに貼っつけて眺めていたら、「舞」の字がなんともいえず美しくて、電子辞書で調べたらそんなようなことが書いてありま…

キツネ考

ずるっと引っ張ったままなのでこれを済ませてしまいましょう。 アッコちゃんについて。師匠から「黒塚」≠「悪狐伝」で、「悪狐伝」は「新舞」だよ、と教わりましたのです。 どうにも頭のなかで繋がってませんでしたが、言われてみれば「黒塚」は日脚が持って…

ぼーっと、地図を眺めてたら、気がついたのです。阿須那の賀茂神社、近くに出羽川が流れてますね。あれ沿いに上がっていくと、口羽辺りから江の川に出る。あー作木の鮎うどん食べたいんだよなあ。この前食べ損ねたんだよなあ。鮎丼も魅力的。じゅるるる あと…

川の方

アッコちゃんのことも書かないといけないのですけれども。 アッコちゃんよりこっちは忘れそうなので。 相変わらず苦しんでる江の川流域。改めてうだうだ調べていたら、どうも邑智郡の関わりかたは①桜江-矢上(-加計のほう)と②阿須那-広島県北部の流れでい…

テンプレ

八調子と、多分だいたいの六調子は、神が出てきて舞って名乗りまた舞う→一回幕内へ→鬼がプシャーッと出てきて舞う→神が出てきて一緒に舞う or 鬼が一回引っ込んでまた神が出て鬼がプシャーッ→ひとしきりぐるぐる舞って問答…がだいたいテンプレートとして当て…

海を越えてやってくるもの

「やってくるもの」って、みんな大陸のほうから海を越えてやってくるんですね。なんか展開が当たり前っちゃ当たり前のことなんですけど…山を越えては来ない。神も鬼も、なんか結局鬼なのかなんなのかわかんない皆様も。 良いものも悪いものも海を越えてやっ…

むこうのほう

あそこらへんの神楽とか地域のこととか師匠に教わったこととかを、カチョーに一方的に話していて、いくつかの思考のヒントをもらったのでメモ。 大田・江津だけなのかな?銀山にかかわる地域だからもしかしたら美郷あたりもなのかな?あそこらへんは、天領だ…

アイデアはあるんだけどね

妄想ともいうんですが。 かなり前に美保関でせっかくだから石見の「恵比須」舞ってもらーか、みたいな話になったけど炎天下の砂浜だったのでやんわりお断りされたことがある、らしい。まあ…うん、そうよね。聞く限りでは稲佐の浜でやるやつとまたワケがいろ…

カラフル

色、のことをぶつくさ。 いつも以上にめっちゃ読みにくい&意味不明かも。 この前七夕の短冊の色は五行説に基づいて…っていって石見では見慣れた五色が出てきまして、あー石見で教育されたな~とか思ってむふむふしておりましたけれども、その五行説の説明が…

かわること

忘れないうちに。 「人のせい」にするのとは違って、周りの人間や時代の要請に応えて、変わる選択をしたのは紛れもなく自分達だった。 それでも変えないぞ!という選択肢は、少なからずあった。おそらく、良しとしなかった人は、静かに去っていったことでし…

かみさまをさがしてます。

好きな…というよりふっと出てくるワーシップに「God will make a way」がありますけど、そう思える日まで、まだ時間がかかる。 神頼みしたくないから、自分の神のところへは行かない。というか、システムとコミュニティがやっぱり好きになれん。行きたいとき…

バケモノたちのやさしい手

鬼の他にも狐やら…あ、猿やら、いろいろいるのでバケモノたち。 彼らの顔は恐ろしげだけれど、子どもをかっさらって抱き抱えるその手はすっごく優しい。父の手をしてるなって、思うのです。父じゃなくても、なんか父の手。 大切なものを守る手。なんだろうな…

えっちらおっちら

なかなか書き終わらなくて困っちゃった 昨日は、54号走っていて、なんとなくなんだけどもうなんかとてつもなくイライラして勢いで赤名より手前…頓原くらいかな?で山に入ってみたら、飯南をひたすら走る羽目になってぐるーっと三瓶まわっちゃったけど、なん…

こわい、こわい

眠いので、ぽつぽつとつぶやくだけ。 自分もメディアのちいさな畑のはしっこの方で縮こまってうぞうぞしているのだけれど。大きいメディアの畑のひとは言う。 ファクトだけをたんたんとかく。 彼らもそれをわかっていて、書き方も思考も徹底的に訓練されてい…

つづき

多分なんだけど…ヤマトの国の神楽と根っこの部分が似てるのは琉球の方なんじゃないかなって思った。 確か、沖縄のウタキ(御嶽)って、かむくらと同じ感じだったような… 岩とか、自然物をまつる祭場というか。 アイヌはイオマンテのことをちょっぴりしかしらん…

かぐら

なんとなーく久しぶりにゼミの先生に連絡を取ってみて、ふと聞いてみたのです。「神楽」そのものの存在について。「神楽」というのは、日本全国に存在するといっていいのですが、このときの日本って、えーっと、大日本帝国になる前の「日本」の範囲内なので…

八調子の言い表しについて

八調子の特徴は?っていわれて、派手で勇壮で…って答えるのはなんかつまらんくて嫌なので、今言葉探ししているのです。軽すぎって怒られるかもしれなくてちょっと内心ドキドキですが…八調子の土地は、海側の気質であるのは確か。テンポ良く畳み掛けるという…