舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

2020-01-01から1年間の記事一覧

ミルフィーユのような

知らないあいだに知らないこと書いてた。びっくりだね一年、あるいはそれ以上の時間をかけて壊れていったものは、直るのもやっぱり一年とかそれ以上の時間がかかるわけで、 でもだからといって、その間失われていたわけではなくて、言うなれば、落葉に埋もれ…

吸う吐く

なんか、また久しぶりになってしまいました一年、神楽を見られんかったけ 冬服もまるっきり手元にないけ先々週ようやく一人での遠出に許可が出たので、おっかなびっくり帰郷飛行機と新幹線はまだだめだから、寝台で。久しぶりに、肺一杯に吸って、吐く感覚。…

マツリの基本型

『日本の聖と賤』という本を読んでる わかるといえばわかるけど、わからないといえばわからない。むずかしいマツリの基本型として巫術(シャーマニズムの儀礼)がのこっているというはなしで「神憑りは、だんだんクルウ状態になって激しい身体表現」をともなう…

西から来るもの のつづき

これにはつづきがあって、 信仰が製鉄と共に西から東へ上ってきたからと言って、やっぱり神楽については、安直にそれだけで判断はできないとおもう。それだけでいうと、弥生時代後期や古墳時代とかまで遡ってしまうだろうから、いくらなんでも現実的ではない…

西から来るもの

なんとなくぼんやり不快感があったり、めまいと言えるかわからないくらくら視点が定まらない感じだったりで、パソコン仕事お休みしていたのだけど、神々についてもだいぶん勉強したからいよいよ石見国神社について整理を時々やってみるあまりにもわやなので…

菅公とか長浜刀とか

長浜刀は、周布氏が長州に行ってしまうまでの室町時代~戦国時代のあたりで作られたもので(1394~1595)、周布氏の大陸との貿易でも輸出物のなかに刀(出羽刀も含む?)についての記載があったらしい。つまるところ、その時点では高度な製鉄技術と刀鍛冶(多分熱田…

何かの本を読んでいて「塩祓」が「四方祓」ではなく「塩祓」であったのではないかということを考える内容があったのだけど、それがなんだったか忘れてモヤモヤして眠れない。 明らかに記憶能力が落ちているもちろん、最初から「四方祓」なんだから!というと…

いま考えていることについて

夜が来て、朝が来るのが苦痛 もっと苦痛な昼を過ぎたらまた夜になり、朝が来る一日一冊は、どうにかこうにか本を読んでる神社を調べてたら、陰陽の神々と修験について知らないといけなくなって、そしたら今度はたたらに触らざるを得ず、古代から戦国時代まで…

神楽歌

宮廷御神楽の神楽歌と催馬楽、梁塵秘抄の書き下しと解説の載っている本をゲット 高いけど、こういうのは手に入るときでないと、後悔するから。パラパラ神楽歌を流し見た限り、思った以上に、全然、少なくとも石見神楽とは共通性がない なんかもっと、うーん……

おざさのさと

面白いこと見つけたからめも 姓氏語源辞典というサイト見ていて島根における「小笹」さんは、創賜で、「千葉県匝瑳市付近を根拠地とした匝瑳党の中で『小匝瑳』と称して島根県浜田市金城町久佐に来住したと伝える。来住の時代は不詳。」 だそう。 匝瑳(ソウ…

土地の歴史について

正式な資料として使うには、Google先生はダメで、国土地理院の地図を使うわけだけど、マッピングするのに、精度としては大字くらいが限界で、最後の一押しは自力で調整する必要があるのが最大のネック。地理の整理をしようと思ったら、明治初年の村名(今の小…

草木国土悉皆成仏

確証はないけどなぜこれが「大陸で生まれた思想なのに日本でのみ広く受け入れられたのか」ただのアニミズムではない「鹿島・香取の二神が、服はぬ国津神・草木石類にいたるまで平定」した。この言葉にヒントがある 世阿弥は「そっち側」の人だったからこそ、…

うまれきよまりについての若干の考察

せっかく今ごろになって始めたポケモンGOで楽しく歩いてたのに、昨今はそれもなかなか難しく、その代わりやっと短時間なら読書できるようになったので、母に大昔勧められていた高田崇史先生の本をいくつか読みました。かなり、深く研究されていて、いうなれ…

さよならは、いつまでかわからない

一体いつからなのか、なにがきっかけなのか、わからないけれど、多分きっと、このブログが途切れがちになった頃からでしょう 神楽への思いと裏腹に疲れてしまったのは 神楽を伝え守るのはひと、ひとなくして伝統はないのに、そのひとに疲れてしまった 疲れて…