神楽歌
宮廷御神楽の神楽歌と催馬楽、梁塵秘抄の書き下しと解説の載っている本をゲット
高いけど、こういうのは手に入るときでないと、後悔するから。
パラパラ神楽歌を流し見た限り、思った以上に、全然、少なくとも石見神楽とは共通性がない
なんかもっと、うーん…何て言えば良いんだろう
万葉集的というか、牧歌的というか
もとが万葉かなで書かれてる故の言葉の制約なのか?
でも基本的にやっぱり予祝とか言霊を意識した歌の作りになってるんだろうなと思う。
あと、「豊岡姫」が歌のなかにすごく出てくる。
トヨウケビメ(豊受大神)が一般的ななまえで伊勢神宮に祭られてる。稲作の神だからなのかな
ただ、最後の一節(主に7文字)を複数回繰り返す歌がある
宮廷の御神楽だから、誰もが見られるものではなく、一地方の国学者や神職がそこから真似るという可能性は低いように思えるから、繰り返す、ということに、昔の人はなにか意味を持って使っていたのかもしれない。
あとやむにやまれず山城と旧跡、地名に関する本を買って読んでたけど、どこだったかな、石見のどこかの地域で、1500年代に死者の弔いのための神楽「御注連神楽」の記録が残ってるらしい。
この神楽は、ただの採り物舞(儀式舞)の可能性はあるけど、佐陀神能成立より100年くらい前のはなし。
御注連神楽という文化は、だんだんと廃れていって、近年までやってたのは隠岐しかなかったんだったはず。
ある意味、「大元神楽」という文化が浜田とかで行われなくなった、というのと似ている。
そういう主旨だけに特化した神楽は、残っていないかもしれないけど、なかったということにはならないし、何かしらの形で今に残ってる。根底にある祈りとか、もしかしたら演目、神楽歌とかという形で。
でもつまり、その時点で死者供養のための神楽があったということは、単なる「神が楽しむ」から神楽である、という説明は通りにくくなる。死者は状況とかによっては、その時点でまだ神になっていないかもしれない可能性がある。
し、なにより、そのくらいの時代には既に神楽というもの自体はあったと、今度からは自信をもって言えるってことね。
あと、一方で、雨乞いのために「能」を奉納した謂れのあるお宮もあるらしい。
神楽とかではなく、そこは能なんだなあと思って。
あと寺は思ったよりもなんか宗派がバラバラだなーって感じ。
もうそこまでまとめるのはしんどいから、やるとしても地域を絞ってやるしかないかな
すこしずつ、やらないと
本が読めるうちに
昼が子守りでなにも進まないのがしんどいなあ