舞ひあそぶ

神楽のこととか、備忘録の掃き溜め。

その他妄想

おそれとおに

恐れとか、鬼とかについてつらつら。ネット通販の口コミで、良書と名高かった『鬼が出た』という絵本を買うたのであります。 いやーこれはたしかに良書。 対象の小学生にはちいと難解かもしれないけれど、思考力の形成とかに対して、非常に価値ある本の1冊だ…

調べたいめも

これから、今一度基本に戻って勉強しないとと思っていること。 ひとつ、 能楽は江戸まで、猿楽と呼ばれるわけですが、申楽とも書くのね。諸説ありとはいえ、世阿弥はこれをもとは「神楽」だったんだけどネ(しめすへん)をとったもの、という風に、解説してい…

非日常と祭りについて

祭りシーズンだからか、"祭り"とか、"非日常"とかそういったワードをいっしょくたに目にしたり耳にしたりする機会が増えていました。そういえば。あくまでも、個人的な思いだし、言うことがちょいちょい自分にブーメランでブスブス刺さるのだけれども、"非日…

面が並ぶとこわい

備中のほうはまだまとめていませんでした。 矢掛の薄荷茶がんまい。映像は結局全然見られなかったんだけど、なんかの宮だか神だかに仕える某が、辻占みたいな実は安倍泰親?とちゃびちゃび話しているシーンだけ見ました。多分見た目の時代考証とかしたらいけ…

ロングロングドライビング

道の駅と吉備津神社寄ったり、迷子になったりしながら、昼前到着。あ、岡山の矢掛というところにいったのです。 そこで備中神楽の切り紙とかの展示と、映像の放映していたからなんですが。映像は眺めていたらお子さまの襲来により一演目分も見られずスゴスゴ…

ことばについて

ところでこの前子ども用の新聞見ていてほほうと思ったのですけれど、銀山坑内で、下働きというか、ざっくりいえば若いパシリを「手子テゴ」と呼んでいたらしい。てごしてくれえの「てご」って、これから来てるのかしらとか、妄想。ほかにもいろいろ考えてた…

それは夷か恵美須か

二宮、多鳩さんのおはなし。敬川から有福の下を通って、飽きたので9号に合流しようとしていたら看板を見つけたので寄ってみたのでした。人んちの横の細道から山を上ったら、あるかんじというか。 大麻山みたいにてっぺんにあるわけでもない。昔はてっぺんだ…

がおおおお

取引先へお使いごとへ。 いつも話し込んでしまうけど、たまたま探し物についていって書架を覗き込んだら、伊勢大神楽の本を見つけちゃった。 いいなあいいなあ言っていたら貸してもらえました。わあい。ラッキー。たしか麒麟獅子の研究をしている人だよなあ…

約束ごと

本とか読んでのメモをいろいろ。かきかき。 ちょっとソースは怪しいんだけれど… 絵本の構成とか、読み聞かせについてネットで読んでいたら「結末を知っているからこそ」物語の世界を冒険できるとあって… 神楽を含む「約束事を楽しむ芸能」もこれに当てはまる…

本について考えてみた

※注:今日は神楽の話はしません。ちょーねむい。お疲れぽんなので、備忘録として。まるでテンプレートのように、昨今の出版事情の難しさについて言われることにたいして、私なりに考えたことなぞ。 著者が著者になるハードルが下がったと同時に、書店で本が売…

やまのかみ

ちょっとだけ、きになったこと天の香具山に住まいする山神さん。 出雲の「山神祭」の神様 イナタヒメのおとーちゃんたちのおとーちゃん オオヤマツミ。私の本当の故郷には、だいせんと書いておおやまと読む雨降山がありまして、江の島詣でとセットで栄えた山…

アクティブな引きこもりとホーネンさん

アクティブな引きこもりといたしましては、布団から出てお外に出ることが、そもそもハードル高いので、車を出したらもう市内走ろうが出雲走ろうが、浜田や益田へ行こうが大差ないし、片道3,4時間のドライブも特に苦ではありません。 きっと唯一持ち合わせる…

五穀

八調子地域における大元のお祭りで「五穀種元」は、「天蓋」「五神」などに並んで重要な舞のひとつなのですが、緩やか~に進んで、かつ内容的に素人ウケするものではないからか、なかなか夜明かし舞以外ではやりにくいのでしょうか。でも、大切な舞。 なかな…

芸事につき

そうそう、年末に白州正子さんの『両性具有の美』という本を読んだのであります。 なんで数ある著書であえてそれなのか!って感じではありますが。超、端的にいえば師弟の話とか、あったので。 世阿弥がまだ藤若と名乗っていたときに、父の観阿弥と諸国をま…

鍾馗大臣

唐の鍾馗は、たしか、虚耗をとって食ったのよね。いま本読んでてお!って思ったですが、12世紀の「辟邪絵」に天刑星という絵があります。 陰陽道の神らしいけど…疫鬼を捕まえて酢につけて食べるらしい。なんで酢なのか。めっちゃ気になる。えーと、なんだっ…

夜空に溶けるとうとうたらりら

昨日は年甲斐もなく会社の先輩と3時過ぎまで飲んでしまいまして、今日はうだうだの日。 議題は、文化人類学と性、非モテな私(余計なお世話だが事実ではある)について真面目に検証。 ……酔っぱらいだからこそできる生産性のなさや。 あとは10年後、会社や島根…

龍と大蛇

今日も今日とてゴーゴーウェストで、江津へ髪を切りに。 そして、川を北上して甘南備寺へいったら、わざわざ本堂を開けてくださったりして、すごいなんかラッキー。 どうにかして記録する必要ってあるよなあ。 残念ながら衰退していく土地なのだと思う。どう…

おにとなる

時平さんの続きと思ったけど、別に好きなわけでもないのであんまり思い浮かばなかった。たまーに書きたいことポーンと降りてくるけどいまは無理みたい時平さんは、数え年39歳でおなくなりになっているようですから、いくら平安時代でも、やっぱり若いほうな…

ときひら

ときひらはときひら。時平が大臣にてはなきや、のときひら。 出西生姜の時期には、必ず鶏肉の水炊きみたいなのを作ります。ただ水と酒のなかに生姜とお肉を入れるだけなんですけど。むふふふうんまーい 料理酒は余らすので地酒。残りは即私の腹のなか。むふ…

あはれなるもの

眠れなかったおかげで、ずっと読めなかった夢枕さんの陰陽師シリーズをまとめて読めたのでした。中学くらいでハマって…世の中よりはペースが遅いけど、シリーズで買って読み続けているのはこれだけ。もともとホームズとワトスンがアホみたいに好きだったので…

かみさまほとけさまの話の続きと備忘録

ほいで、守る神と救う仏の話で、 奈良の大仏さんって阿弥陀さんでしたっけ? るしゃなぶつってどなたさまでしたっけね。 昔勉強したのに…忘れてしもうた。 たとえば、戦神の八幡さんと、それを救う阿弥陀さんがタッグ組んだぜわっしょーいってなったとしたら…

わたしはあなたと共にいる

と、いう言葉がポーンと頭のなかで跳ねるときに限って、いるなら出てこいコンニャロくらいの心持ちだったりする。神様とかそこらについていま思ったこと。 あるいは守る神と救う仏についてちょっぴりの推察。別に隠す理由もないのですが… 生まれる前から隣に…