東京雑感
いやいや、つねに雑感なんですけども。
しかしまあやくもに乗るとどうやら揺れすぎて文字を打つのが大変。
東京で、JPタワーにある東大医学部の研究資料を展示してる博物館に行ってみたのですけれど、骨やら剥製やらもろもろむっちゃ標本ばっかりだった。いやありゃたまげた。
あんだけ集めたりなんだりしてたら、人体実験もそらオエエってなることもやってただろうな。科学の進歩という大義名分があったとしても、おぞい。
とか考えながら、いやーんこわーいというより、うほっすげえって感じで見てたけど、でもやっぱり標本は標本以上にはなれないんだなあ~ってちょっと思っちゃった。学者先生は標本のほうがこねくりまわして見やすいし、今ある状態で保存ができるし、分類もしやすいし、全然オッケーなんだろうけど、やっぱり、虚ろで生きてないんだなあって。モノになっちゃう。
地域に生きる民俗芸能を保護保存といって標本にしたら、もう生きられなくなってしまうなあ。
今ある状態から逸することを許されない。
ラベルを貼られたらそれが評価総論になってしまう。
…んだとおもうんだけどなあ。と、またぶつくさ。
次東京駅周辺へ行く都合があったら、次は孫次郎に会いに行こう。
で、イベントで神楽愛を叫んできた。
なんじゃそれ。ってわたしもそう思う。
むっちゃ叫んでましたら、なんと、大盛り上がり。
わしがびっくり。
んーと、四種類いた。
ひとつは、全く興味なし。まあ東京は里神楽の団体があるとはいえ神輿文化だから仕方ないしそれはそれでいい。
ふたつは、今まで知らなかった…くらいのかんじ。関東はそんなもん。
みっつは、東部の人間。あるの知ってるけど、んでそれがなに?くらいの温度。まあまあいつも感じている通り。
よっつは、実は石見出身でした。いまは都会へ。なんかやっぱり、ちょっと温度が違うね。
でも、全く興味なしの皆様以外はなんでかわからんけど食いついてきたので大いにしゃべくった。
あ、神楽ってなに?という話はしわすれた。反省。
神楽を見るとその土地が見えてくる、ということとか、なんで石見神楽に落ち着いたのかとか、オロチ退治における出雲と石見の萌ポイントの違いとかとか。緊張しすぎて忘れた。
調子よく話しながら、聞いてくれる人の顔を見ていて感じたのは、本当に好きなことを好きなのー!って話していたら、相手はどんなに今まで知らなかったり興味なかったりした事柄でも興味を持って聞こうと、理解しようとしてくれるんだなって。それで、相手の琴線に触れられたら、見てみたい。どうしてそんな好きなのか自分も知りたい。って行ってくれるんだなって。
あと、ご縁ももっと広がるんだなって。
こっちが発信すると、相手の持ってる情報も受信できる。
鷺舞のはなしは面白かったからわたしも調べてみたいな。
だから、もしまた機会があったらもっと伝えられるように、自分ももっと神楽の好きなところを探していきたいな。もっと勉強もしなきゃ。嘘は絶対言ったらダメだから。自分で調べるところまでいかない人に向けて嘘を言ったら、その人にとっては嘘が真実になってしまう。それはダメ、絶対。
あとやっぱり地域限定とかじゃなくて、もっと幅広く知ってないとだめなんだなあ~
ニュートラルに、ミーハーに、でもちょっとクールに。あふれる愛情持って。
むっちゃつかれたけど、ウザいって顔されずに愛を聞いてもらえて嬉しかったな。
あとは、うん。いろいろ。収穫もあった。